Re:ゼロから始める異世界生活 作品レビュー【★5】【超絶お勧め!】

スポンサーリンク
スポンサードリンク

基本情報

作品名 Re:ゼロから始める異世界生活
出版社 MFJ文庫
ジャンル ハイファンタジー、異世界転生
著者/イラストレーター 長月 達平/大塚 真一郎
略称 リゼロ

評価

総合評価 ★★★★★ 「努力による困難の突破」というループもののお約束を見事に演出出来ている
ストーリー ★★★★★ 同上。この作品の魅力の大半に尽きる。少しテンポが悪いと感じる時があるのが惜しい
キャラ ★★★ メイン、サブ共に設定が練られていおり、ストーリーに絡んでいる。主人公のキャラは好き嫌いが分かれるかも
イラスト ★★★ 最初は微妙な印象だったが、キャラに愛着が湧くと好ましく感じるようになる
設定 ★★★★★ 流行りの異世界転生ものだが、それよりも主になるのは王道ファンタジー系の世界観。好きな人にはたまらない

作品紹介


異世界に迷い込んだ普通の高校生–菜月昴が出会った銀髪の美しい少女
彼女の力になりたくて、側にいることを望んだスバル。
だが、彼女の背負う宿命はスバルの想像を超えるものだった。

次々と襲い来る敵。裏切り。理不尽な暴力–そして「死」

彼女が傷つくのは見たくない。
その為ならどんな相手でも、どんな運命であろうとも、全部ねじ伏せる!

「死に戻り」–無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す唯一の能力。
それは誰もが笑顔でいられる世界へと導く可能性–スバルの命と孤独を糧に。

力を使えば過去は失われ、思い出すらも書き換えられる。
忘れられた思い出を一人秘め、ボロボロに傷つき、心を擦り減らし
命を賭して–それでもスバルは抗い続ける。

大切な人を守るために。
確かにあったはずのかけがえのない時間を取り戻すために。

『Re:ゼロから始める異世界生活』

–例え君が忘れていても、俺は君を忘れない

寸評

「小説家になろう」発の、流行りの異世界転生もの作品。
ただしメインテーマは異世界転生ではなく、ループものという設定。
主人公も「無知」「無能」「無力」「無謀」と公式にもあるように
無双どころか、作品中屈指の弱さです。
(周囲の人物が凄すぎる…というのもありますが)

ループものの醍醐味といえば
世界をループしなければ解決出来ないことを
登場人物達の努力や協力でそれを乗り越える、という点です。
この点、リゼロは本当に上手に演出が出来ています。

乗り越える困難が大きければ大きい程に
それを乗り越えた時のカタルシスも大きくなるわけですが
リゼロのストーリーは、読者が読んでいても
「これ、本当にどうやって解決すんの?」と思わされます。
そして、それがループ設定を上手くつかいながら
特に違和感がない展開で乗り越えていくので、読後の爽快感が半端ないです。

この点が第一章から上手にできているので
第二章以降も、章が未完のまま1冊読み終わっても
どうやって困難を乗り越えるのか、次巻がとても気になる展開となっています。

文体は読みやすく、すらすらと読み進められます。
表現も秀逸でかっこよく、色々な知識もあるんだろうなぁと感じました。

登場人物達の苦悩や葛藤は、特に濃厚に書かれています。
読者にもひしひしと伝わり感情移入も出来る印象ですが
逆にそこがくどくなって、話のテンポが悪くなっている箇所もちらほら。
ちょっと眠くて集中力がない時に、読み飛ばしてしまったところもあります…

ラノベの華、キャラクターについては
出てくる女の子たちは総じて可愛く、オーソドックス系が多いです。

絵柄は、私は最初見た時は独特な感じでしたが
ストーリーを読んでキャラたちを知ることで、可愛く感じるようになりました。

絵とかデッサンの知識は皆無なので、あまり詳しいことは書けませんが
素人目から見た感想としては「丁寧」「綺麗」といった感じです。
いかにもな「萌え絵」ではないですが、全体的にふっくらとした可愛い印象を受ける絵柄です。

主人公のキャラは、おそらく好き嫌いが別れる感じです。
現代世界ではひきこもりという設定のキャラですが、いわゆるKY系のキャラ。
変にテンションが高かったり、ヒロインを〇〇たんと読んでみたり
はっきりいって、現実世界に実在したらお寒いキャラです。

ただ、それは物語の演出とキャラの設定上で意味のあることなので
私はありかなーと思うのですが
KYキャラを見ているだけで、いたたまれなくなる人は受け付けられないと思います。
ここら辺、良くも悪くもリアルに描かれていますね。

ただ主人公だけあって、劇中でもかっこよく活躍する場面もありますし
人間的な成長も感動的に描かれているので
なんやかんやでオーソドックス系の主人公だと思います。

ただ一つ、劇中の途中からロリ系キャラが仲間になるのですが
このキャラが不自然なくらい物語の中で推されているという……

これは、ちょっと読んでて違和感を持つほど。
おそらく作者さん推しのキャラなんだろうなーと思うのですが
ロリ属性がない私にとっては、ちょっと辟易してしまいました。

最後に世界観設定ですが、これもよく練られていると思います。
世界各国の歴史や情勢、魔法や精霊といったファンタジー要素など
こういった世界観設定が好きな人にはたまらない要素がふんだんに詰め込まれています。
私は好きなので、★5点つけました笑

上手だなぁと思うのは、専門用語がすーっと自然に入ってくること。
設定を練り込み過ぎた作品にありがちなのが
物語序盤から専門用語が頻出して、読者が戸惑うことですが
リゼロの世界観は、戸惑うことなく自然と理解することが出来ました。

レビューまとめ

「ラノベ」「ファンタジー」「ループ」が好きな人には間違いなくお勧めの作品。
絵柄含めて、そこまで萌え萌えしたオタク要素も少ないので
そういうの苦手な読者にもお勧め出来る作品です。

但し異世界転生で、主人公が無双する作品が好きな方。
そういった物語とは少し違う作品となりますので、そこは注意が必要です。

商品リンク

レビューした作品の購入はこちらから!

Re:ゼロから始める異世界生活 1
著者:長月達平 イラスト:大塚真一郎
KADOKAWA / メディアファクトリー
ジャンル:ライトノベル
580円 (税別)

スポンサーリンク
スポンサードリンク