フルメタル・パニック!(アニメ1期)レビュー【★5】【超絶お勧め!】

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基本情報

作品名 フルメタル・パニック!
ジャンル① アニメ,ラノベ原作
ジャンル② SF,ロボット,ミリタリー,コメディ
原作 (著)賀東招二(絵)四季童子/富士見ファンタジア文庫
制作 京都アニメーション
略称 フルメタ
放映時期 2002年1月~6月
公式サイト http://www.tdd-1.com/

評価

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総合評価 ★★★★★ 2018年9月現在でアニメ全4シリーズが制作されている。アニメ・話・キャラ・メカ全てにおいて非常にクオリティが高い。ロボット物としてはガンダムに名を連ねても良いのでは。第1期の今作は、まさに「伝説の始まり」
ストーリー ★★★★★ 実在の兵器をリアルに描いているため、作中の架空のオーバーテクノロジーの兵器の凄さが引き立てられている。ミリタリー色が強くありつつも、キャラの格好良さや萌え要素、ギャグのクオリティも非常に高い。
キャラ ★★★★ 特筆すべき点はないが、良い意味でラノベらしい登場人物が多い。敵役にも自分の強い信念や正義を持っているのが好感。燃えも萌えも兼ね備えている。
メカ ★★★★ 圧倒的に強い敵→味方のピンチ→主人公機で逆転、というロボット物のお約束を燃える展開で描かれている。ガンダムとかよりは、描写はリアル志向。独特のデザインがあったりするが、普通に格好いい。敵メカは、ボス敵もモブっこいデザインが多い気がする。
作画 ★★★ 京アニだけあって充分及第点……放映当時であれば。今見返すと、やっぱりところどころ物足りないと感じてしまう部分も。特にアニメオリジナルの回はカクカクの動きが目立つ。とはいっても、見せ場の戦闘シーンなどは今見ても充分レベル。
音楽 ★★★ 主題歌は下川みくにさん。燃えロボットアニメとは正反対の爽やかな曲風。最初は意外な感じだったが、「フルメタの歌はみくにさん」とうイメージがすっかり定着。良曲。作中のほかのBGMは普通。

作品紹介

※Wikiよりアニメ1期放映分の原作ストーリー紹介部分を引用


第1巻(戦うボーイ・ミーツ・ガール)
いかなる国家にも属さず、『軍事力による平和の維持』を目的とする対テロ極秘傭兵組織ミスリルは、軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」や、最新鋭の人型強襲兵器「アーム・スレイブ」などを送り込み、テロリストや独裁政権を極秘裏に殲滅していた。

ミスリルの特別対応班に所属する最年少エージェント相良宗介は、都立陣代高校に生徒として潜入し、仲間と共に千鳥かなめを秘密裏にボディーガードするという特殊任務を与えられる。幼少時からゲリラや傭兵として激戦地を渡り歩いてきた宗介は、平和な日常での常識が皆無で日本の生活に全く馴染めず、失敗を繰り返す。初めは軍事オタク扱いされて避けられていた宗介だったが、二人は次第に打ち解けていく。

そんな中、宗介のかつての仇敵であり、ミスリルの敵対組織アマルガムのガウルンが、沖縄への修学旅行中のかなめを拉致すべく、学年全員を巻き込んでハイジャックを決行して北朝鮮へと着陸する。なぜ、かなめが狙われるのかさえ分からない絶望的な状況下で、援軍の到着を待つ宗介は、ひとり決死の反撃を開始する。

享楽的に戦闘を楽しむガウルンの駆る、謎の特殊兵器「ラムダ・ドライバ」を持つ新型アームスレイブとの戦闘により負傷した宗介らは、かなめを連れて逃亡するが、次第に敵の包囲網は狭まっていき包囲されてしまう。絶体絶命の窮地に陥ったその時、ダナンからの緊急展開ブースターにより射出された、ミスリルの最新型アーム・スレイブ「アーバレスト」がその姿を現すのであった。

第2巻(疾るワン・ナイト・スタンド)
北朝鮮でのハイジャック事件から約2か月。様々な思惑が絡み、名目上は護衛という形で相良宗介は千鳥かなめ護衛任務を全うしていた。その背後で凶悪な兵器を起動させ、東京壊滅を図るテロリスト集団「A21」が動いていた。かなめを助けるため、首都を守るため、宗介は仲間達と夜の街を疾ける。

第3巻(揺れるイントゥ・ザ・ブルー)
トゥアハー・デ・ダナン出航1周年記念パーティーに招待される千鳥かなめだが、些細な行き違いから相良宗介と険悪な関係となってしまう。そんな中ダナンがシージャックされてしまう。実行犯は、かつて死んだはずのガウルンだった。

寸評

ラノベで人気を博したSFロボット作品の最高峰といっても差し支えないでしょう。
フルメタル・パニック!アニメ1期のレビューです。

私は初見はアニメ1期から。
その後、2期(ふもっふ)→3期(TSR)→マンガ(Σ)→パチンコ→4期(IV)と
ハマっていきました。
残念ながら、作品の存在を知ったのが原作が完結してからしばらくのことで
原作ラノベは未読となります。
そのため、作品自体はマンガ版からの知識が大半となります。

さて、この作品を振り返って一番強く感じるのが
作者は本当に頭が良い人なんだろうなぁということです。

この作品、本当に軍事的な知識が濃密に詰め込まれているんです。
でもそういった専門的な知識を、いたずらに作品内にバラまくのではなく
きちんと素人でも「なんとなく」分かるように描写しているんですね。

この「なんとなく」っていうのが絶妙で
あまりに専門的でコアな表現にすると受け手がついていけないし
一般化し過ぎると、その凄さが薄れるし。

本当はあんまり理解出来ていないのに
受け手側に「なんとなく分かった気」にさせるのが上手い!
これ、ネガティブなイメージではなくて
楽しさを追求するエンターテイメントではすごく重要だと思うんですよね。

楽しむことを目的の受け手側を
変に考えさせたり戸惑わせることなく
自然に自分の得意な世界に引き込む手法だと思うんですよ。

更に、この原作者さんが天才だなぁと感じる部分。
同じシリーズの「ふもっふ」、別作品の「甘城ブリリアントパーク」。
本作はコメディパートもあるものの、基本的にはハードでシリアスなバトルもの。
今挙げた2作はコテコテのコメディで、作風の毛色も大分違います。
でも、どの作品も最高に面白いんです。

これだけミリタリー色が濃い良作を作りつつ
コメディものであれだけ笑える作品も作れるなんて
本当に羨ましい才能です。
私がコメディ系のものを書くのが苦手なのも相まって
本当に天才だなと思ってしまいます。

では、本作の内容に触れていきましょう。
展開としては、典型的なボーイミーツガールから始まる主人公の成長劇。
それを専門的で緻密な設定やメカアクション、キャラの設定が盛り上げてくれます。

作中の設定上、主人公機が無双するための装置に使用制限(条件)があり
基本的には敵に押される展開が多め。
だからこそ、絶望的な状況で主人公機が無双する展開は爽快感溢れます。

キャラについて。
主人公は割と珍しいタイプの感じのキャラですね。

主人公は簡単に言うと「少年兵上がりの傭兵」みたいな経歴・職業なんですが
与えられた任務を着実に粛々とこなすような性格です。
悪く言えば機械的な、良く言えば真面目で誠実な性格と言えます。

本作は何といっても、この主人公の成長劇が一つの見どころ。
戦争しか知らずに育ってきた主人公が
ヒロインと出会うことで、普通の生活や人間らしさを得ていく様は
見ている方も、なんか嬉しくなってきますね。

あ、一応萌えもあります。
主人公とヒロインと三角関係になる萌えキャラがいるんですが
声優のゆかなさんの声調と合わせて、かなりあざとく媚び売ってます。
私は好きです(爆)

上に書いたように
この原作者さんはクオリティが高いコメディ作品も出してるだけあり
本作中のコメディパートも、かなり面白いです。
何せ、ギャグメインの2期「ふもっふ」が出るくらい質が高いです。
むしろ本編よりも、そっちの方が面白いんじゃないかってくらい。

良点ばかり挙げていったので、最後に不満点を。
ボリューム満点で全体的に質が高い本作品ですが
アニメ化にあたり、作画が追い付いていないな…というのが
正直なところです。

それってアニメ作品としては致命的なんじゃ……とは思うのですが
もともと原作が素晴らしい出来なので、作品自体は面白いんですよね。

そういうとアニメ制作会社が悪いみたいな感じになっちゃいますけど
全体的に見れば、当時の作品としては平均レベルには達してたと思います。
ただ、酷い回は酷過ぎて、悪い意味で印象に残っちゃったんですよね。
ヤシガニを思い出しました(←ネタ知っている人いたらびっくりですけど)

ロボット物でって
戦闘シーンとかでグリグリ動くのが見どころってのもありますからね。
詳しくないんでよく知りませんが、きっとお金もかかるジャンルなんでしょう。
ガンダム00は、作画すごかったですよね。
絵って、あんなに動くんですね笑

レビューまとめ

作品自体は間違いなく良作。
ロボット好きなら、この作品の存在を知らないことは人生損しているでしょう。

アニメ化に際して、作画が若干追いついていないのが残念。
ただ2期、3期とそこは改善していくので、気にならなくなっていくはず。
以降のシリーズを楽しむためにも、物語始まりである1期は必聴!

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