ひぐらしのなく頃に解 レビュー【★5】【超絶お勧め】【燃え/感動/爽快感】

※前編「ひぐらしのなく頃に」のレビューはこちら
※前編プレイ後の閲覧推奨

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基本情報

作品名 ひぐらしのなく頃に解
ジャンル① 同人PCゲーム/分岐無しのサウンドノベル
ジャンル② ミステリー,ホラー,活劇
制作 07thExpansion
公式サイト http://07th-expansion.net/hig_gensaku
(制作サークルの商品紹介ページ)

評価

総合評価 ★★★★★ 前作プレイが前提。というか前作プレイしているなら、やらなきゃ人生を損してる。前作の伏線や謎の回収、エンディングへ向けての熱い展開など、終始見どころだらけ。ボリュームたっぷりの内容だが、あっという間にプレイし終えるでしょう。
ストーリー ★★★★★ 若干ファンタジー要素もあるが、全ての事件や謎においての真相・仕組みがあったことが明かされる。その内容は見事の一言。さらに謎解きだけではなく、エンディングはこれまでの鬱展開をスカっとひっくり返すような爽快感あふれるラスト。前作からの長い長い鬱展開を乗り越えてきたプレイヤーだけが味わえる最高の結末が用意されている。
キャラ ★★★ 前作の「出題編」と同じく人を選ぶキャラ設定。イラストについては前作をプレイできたのなら、もう気にならなくなっているはず。熱い厨二台詞を読んで、感情移入して熱くなれるか、冷静に冷めてしまうかは人によって分かれるだろう。
音楽 ★★★★★ 「dai」さんという方の作曲した「you」はあまりにも有名。「目明し編」のテーマ曲みたいに扱われており、悲しい結末を迎えたエンディング時にこの曲が流れると、感動必至。その他も、熱い曲など基本的にクオリティが高く、物語を一層盛り上げている。ただの小説では味わえない面白さがここにある。

作品紹介

※出題編「ひぐらしのなく頃に」のネタバレを含みます。
これより下へのスクロールは非推奨。
出題編のレビューはこちら


昭和58年初夏。

都会から遠く離れた山奥の寒村、雛見沢。
昼にはセミの、夕方にはひぐらしの合唱が木霊していた。

圭一、レナ、魅音、沙都子、梨花、詩音
今日も「部活メンバー」の明るく、賑やかな声が雛見沢に響いていた。
そんな中、梨花は時折悲しげな表情を見せていた。
それは毎年6月に行われる祭「綿流し祭」が近づいていたからであった。
過去4年続く、祭りの日に、繰り返される惨劇。
毎年、1人が死に1人が行方不明になるという「雛見沢連続怪死事件」。
今年も惨劇は起こる。

繰り返される惨劇の連鎖は断ち切れるのか?

連鎖の楔を打ち破れ!

寸評

同人界屈指の名作ミステリーといってもいいでしょう。
多くの謎と惨劇を繰り返したまま終えた「ひぐらしのなく頃に」。
その解答編となる「ひぐらしのなく頃に解」のレビューです。

大変人気が出た作品で
コンシューマーゲーム、漫画、アニメ、小説、映画、ドラマ
果てはパチンコ、スロットなど
作品発表から15年ほど経った今でもメディアミックスが続いている
超人気作ですね。

このレビューでは、原作であるPCゲームを取り扱います。

前回の出題編は「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」の
4編からなっていました。

「暇潰し編」は番外編として(といってもすごく重要な話ですが)
それ以外の三編に対する解答的な形で、「解」も全四編から成ります。

「鬼隠し編」→「罪滅し編」2
「綿流し編」→「目明し編」1
「祟殺し編」→「皆殺し編」3
といったように、各編の謎に対応した内容となっています。
※末尾の数字は、「解」での物語の順番。

そしてエンディングの「祭囃し編」へと紡がれます。

謎解きミステリーものとしては、個人的には素晴らしいの一言です。
ありとあらゆるものに伏線が貼られており、それが見事に回収されています。

まさか部活で扱うゲームが「ババ抜き」ではなく「ジジ抜き」だということにまで
あんな重要な意味が込められているとは……!
いやはや、最初の「鬼隠し編」からこんな展開を考えていたとは
やっぱりミステリーとかは、緻密に構成を立てていくのがすごく重要なんですね。

物語の魅せ方が上手なのが
謎解きミステリーものにも関わらず、謎解きを命題にしていないことです。

本作品の謎は、「解」の中での第三話「皆殺し編」までで
ほぼ全ての謎が明かされます。

残る最終話「祭囃し編」では
明かされた謎にどのように挑んで惨劇を回避するか。
これが主題となっており、ここからの展開がまた熱い。

出題編で惨劇を繰り返して来たからこそ
この最終話での熱い展開は、胸が震えますね。

簡単に各話のレビューをしていきましょう。
※()内は出題編から数えての話数

第1話(5)「目明し編」
雛見沢を牛耳る園崎家、その双子の姉妹をめぐる惨劇。
真犯人がなぜあの凶行に至ったのか、経緯と動機が明らかにされます。
本当は人を殺す必要も理由も無かったという、悲しすぎる真実。
ラスト、真犯人がつづった手紙の内容が悲しすぎます…

第2話(6)「罪滅し編」
出題編1話、衝撃的な「鬼隠し編」に対する解答編がこちら。
物語全般に関する、重要な秘密が浮き彫りにされる回。
「鬼隠し編」の謎はほぼ明かされるものの
逆にそれ以外の謎が深まってしまうという結果になります。
尚、ここまで成す術もなく惨劇の結末が続いているところに
ようやく惨劇に立ち向かい、最悪の結末を回避します。
作品始まって以来の主人公達の逆転劇に胸熱必至。
惨劇を乗り越えて、最悪の結末は回避したように見えたが…?

第3話(7)「皆殺し編」
これまでの惨劇に繋がっていた数多の障害を乗り越えていく様が描かれます。
その展開は、今度の今度こそハッピーエンドをプレイヤーに予感させます。
が、最後の最後で黒幕が判明。その用意周到さと力の強大さに絶望しながら惨劇を迎えます。
レビューでここまで書いているのは、タイトルで既にネタバレしているから。
こんなタイトルでハッピーエンドが迎えられるはずがない。
ようやくこの編でほぼ全ての謎と真の黒幕が判明します。

最終話「祭囃し編」
問答無用の最終話。
「皆殺し編」で「絶対無理じゃん」と思わされた惨劇に対して立ち向かいます。
ここに来るまでに得たすべての力を総結集して敵に立ち向かう展開は熱い。熱すぎる。
最後に明かされるテーマが、第1話の鬼隠し編から一貫していることが分かるので
とても胸が透き、爽快感あふれる結末です。
どんなエンディングを迎えるかは、ぜひ作品をプレイしてください。

キャラに関しては出題編のレビューとあまり変わらず。
人によって好き嫌いがはっきりと分かれる感じです。
ただイラストについては、この「解」までプレイしようという人ならば
もうほとんど気になっていないはず。

そういう意味では、イラストがしっくりきているという点では
出題編よりも良評価。

ちなみに、とある敵役のあるシーンのセリフが2chでコピペ化されている件について。
厨二病と揶揄されているんですが
あれはあのセリフだけを切り取るのは反則だと思う。
あの熱い展開の流れでの台詞だから熱くなれるのであって
何も知らない人があのセリフだけ見たら、そりゃイタイ人のセリフになりますわ。

ラストに音楽。
フリー音楽が主だった出題編に比べて
「解」からは「dai」という人が音楽協力に携わっているらしく
ピアノ調の曲が、物語の内容と相まって、感動を倍増させます。
「目明し編」で悲しい結末を演出していた曲が
「祭囃し編」ではアレンジされて逆転のテーマになっていたのが、これまた熱い。
その他の作曲家さんも数多く参加されているようで
下手なコンシューマーのサウンドノベルよりも、音楽の質は非常に高いです。

レビューまとめ

出題編をプレイした人は、必ず最後までやるべき作品。
本当の良作って、まとめるとこれ以外の言葉が見つかりませんね。

おまけ(お勧め作中曲)

you/Thanks 【目明し編テーマ曲】 ※原作版には歌詞はありません

Birth and death 【罪滅し編 圭一覚醒時使用曲他】

Being 【祭囃し編 導入パート終了時使用曲他】

you-destructive 【祭囃し編 赤坂参戦時使用曲他】 ※youのアレンジ曲

良曲が多すぎて絞るのに苦労しました。

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