ノーゲーム・ノーライフ1巻 レビュー【★4】【笑える/逆転劇】

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基本情報

作品名 ノーゲーム・ノーライフ(1巻)
ジャンル① ライトノベル
ジャンル② 異世界転生、コメディ、ゲームバトル
ファンタジー
出版社 MFJ文庫
著者/イラストレーター 榎宮祐/(同)
略称 ノゲノラ

評価

総合評価 ★★★★ これぞ正にラノベ!という展開や文字。劣勢からの逆転が面白く演出されている。次巻以降の期待も含めてこの評価。
ストーリー ★★★ 良くも悪くもオーソドックスな異世界転生系。主人公の目的や行動理由が分かりやすくて共有しやすいので、感情移入もしやすい。
キャラ ★★ 異世界転生無双かと思いきや、一芸とハッタリで圧倒的不利を跳ね返していく展開が主軸。イラストは可もなく不可もなくといったところ。よくある引きこもりやニート、童貞という点が不要なまでに強調され過ぎて、少しお寒く感じてしまったためこの評価。
文章 ★★★ 砕けた表現が多く、漫画的なノリで読める。ただ、途中で文字を大きくするとかの見せ方は不要だと思う。そういう意味でラノベの王道を行く文体。地の文章力で充分楽しめるのに、不要な文字の演出で萎えてしまった。本当は4をつけたかったのに…

作品紹介


『ノーゲーム・ノーライフ 1』
ーゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するようですー

ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる
天才ゲーマー兄妹・空と白。
世界を「クソゲー」と呼ぶそんな二人は、ある日”神”を名乗る少年に
異世界へと召喚される。

そこは神により戦争が禁じられ”全てがゲームで決まる”世界だった。
ーーそう、国境線さえも。

他種族に追い詰められ、最後の都市を残すのみの「人類種」
空と白、二人のダメ人間兄妹は、異世界では「人類の救世主」をなりえるのか。
ーー”さぁ、ゲームを始めよう”

1巻裏表紙より引用

寸評

アニメ化・映画化とメディアミックスを果たし
人気を博した異世界ファンタジーノベル「ノーゲーム・ノーライフ」。
今更ながら1巻を読みましたので、レビューです。

何故今更「ノゲノラ」なのか……
レビューブログを本格的に始めようと思っていた矢先に
お勧め作品をシリーズはいくつかストックがあったんですが
シリーズ単位で紹介してしまうと、あっという間に尽きることに気づきました!

ということで、これからは現行の人気作を読みつつ
ブログを更新しないといかんがな、とも思い
前々から気になっていていた本作を取り上げました。

ここまではシリーズ単位のレビューを行っていましたが
本シリーズは1巻ずつのレビューとなります。
現行の人気作といっても、ブームは少し前で今更感もありますが
良ければお付き合いくださいませ。

ちなみに事前情報はほぼなしです。
アニメも未見で読み始めました。

まず一言でいうなら「異世界転生もの」のお手本のような展開・設定の作品です。
個人的に好ポイントなのが、「無双系」ではないということ。

異世界転生の無双系って、現代から転生したときに無双スキルをもらう
っていうのが、割とオーソドックスになってきています。
本作の主人公兄妹はそういうわけではなく
元々ゲームという一芸に秀でており
その一芸で異世界の神様を負かしたことから、異世界へ転生されるという
オーソドックスでいて、あまり今までに例を見ない設定だと思いました。

転生した先の異世界は、戦争も何もかもがゲームで決まる世界。
ゲームという一芸に秀でている主人公はさぞ無双するのかと思わされますが
「異世界のゲーム」ということで、現代ではあり得ないゲームやルールが発動します。
現代のゲームが上手だからといって、太刀打ちできっこない理不尽なルール。
実際、「天才」という設定の主人公の片割れ(妹)の「白」が、1巻早々に敗北を喫したりします。
(正確には完全な負けではないですが)

こういう一芸に秀でているものの、真っ向勝負では勝てっこない相手に
色々な駆け引きを披露しつつ逆転するという展開は、とても面白かったです。

他種族に追い詰められて、生存競争において絶対絶命の状況にある人類種。
それを異世界からやってきたヒーローが救世主の如く活躍し、救済する。
こんな少年漫画的・ラノベ的設定が存分に楽しめる作品です。

イラストに関してはラノベ宜しく萌え絵です。
それなりに可愛くもあるのですが……私的には平均点といったところ。

コミュ障妹キャラの白やドジっ娘お嬢様のステフなど
個人的には外見設定よりも、中身のキャラ設定の方が好みでした。

ヒキコモリ設定やコミュ障設定なども、物語上重要な要素なのでいいのですが
特に童貞設定などがコメディーパートで強調され過ぎていて、ちょっと萎えました。

キャラ設定に関しては、全体的には高水準ではありますが
特筆して面白い・魅力的な要素がない中での、萎え要素があったため
評価は低めの2点をつけています。

もう1点、残念だなと思ったのが
作中にフォントが大きくなるなど、視覚上の演出がなされています。
こういうの、小説において不必要な演出だなー、と個人的には思っています。

文章力が拙いのをカバーするために使う、とかであればまだわかるのですが
この作者さんは普通に読みやすい文章だったので、そういった小細工は不要だと思います。
萎えてしまったので、本当に勿体ないと思いました。

これらが無ければ、余裕で総合評価は5点でした。

レビューまとめ

ラノベとはこういう作品なんだよ!
というわけで、ラノベを普段読まない初心者さんにはぜひおすすめ。
作品としての質は高く、割と万人に受けやすいんじゃないかと思います。
ただし設定上、本格的なバトル展開はありません。
ゲームやギャンブルなどで、弱者が強者を倒す駆け引きを楽しむ作品です。

まだまだ1巻ですので、今後の展開が楽しみな作品です。

レビューした作品の購入はこちらから!

著者:榎宮祐 イラスト:榎宮祐
KADOKAWA/メディアファクトリー
ジャンル:ライトノベル
580円 (税別)

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