サモンナイト3 レビュー【★5】【おすすめ!】【シリーズ最高ヒロイン/絶妙ゲームバランス】

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基本情報

作品名 サモンナイト3
ジャンル① 家庭用ゲーム機/PS2,PSP
ジャンル② シミュレーションRPG
制作 フライトプラン
発売日 PS2:2003年8月7日
PSP:2012年10月4日
公式サイト PSP版公式サイト

評価

総合評価 ★★★★★ ナンバリングシリーズでは最高の作品。ストーリー・キャラ・設定・やり応え、全ての要素において最高水準。1本のSRPGとしても傑作レベルで、シリーズものだが本作単体でも充分楽しめる。
ストーリー ★★★★★ シリーズ通して細かく練られているファンタジー設定を上手にストーリーに活かせている。設定を知れば知る程に味が分かる奥深さが〇。
キャラ ★★★★★ シリーズ史上最高ヒロインと言われているアティ先生の魅力が光る。本作が出てから15年以上経つが、「シリーズ史上最高」の評価は変わらない。外見イラストが可愛いだけでなく、中身も良い。
ゲームシステム ★★★★★ 特筆すべきはゲームバランスとキャラ育成。いくつかの縛りシステムがあり、その有無で難易度がかなり変わるが(一部を除いて)別に縛らなくても問題なくゲームを進められる。そのためシミュレーションが得意な人にはやり応え充分、苦手な人にもとっつきやすくなっている。キャラ育成もプレイヤー次第で、それぞれの方面に特化した尖ったスペックのキャラ育成が出来るのが楽しい。
音楽 ★★★★ 主題歌「太陽が呼んでいる」は良曲。作品内に収録されているOPアニメーションと合わせて、是非聴いてほしい曲。

作品紹介


主人公は元帝国軍所属の若者。
帝国におけるエリートのステータスである軍属の座を捨てて後
ある少年(少女)の家庭教師となる。 

生徒の士官学校への進学を目指し
帝都から客船で地方都市へ向かうが
突如何者かの船に襲われてしまう。

混乱のさなか、2隻の船は突如として発生した嵐の中
不思議な光に引き寄せられる。

次に彼(彼女)が目覚めたのは見たこともない島の浜辺だった。
凶暴なはぐれ召喚獣から生徒を守るため
落ちていた剣を手に取る彼(彼女)の心に不思議な声が響き渡る。

ーー助けが欲しくば、我が力を解き放て!

わけも分からぬまま、ただ生徒を守りたい一心で
その声に従う彼(彼女)に剣は驚異的な力を貸し与える。

その輝きは彼らをこの島に導いた不思議な力を同じものだった

寸評

発売はもう15年も前になるんですねー。
今回の記事を書くために調べて気づきました。
そんな時が経っても、未だ色褪せない名作。
サモンナイトシリーズ第3作目「サモンナイト3」のレビューです。 

この作品を語る上で、まず一番に出てくるのはアティ先生。

ナンバリングタイトルは6まで、外伝まで含めると10以上の作品が出ていますが
その中でもシリーズ史上最高のヒロインとの評判の主人公です。

曰く、フライトプランはこのキャラを出すタイミングを間違えた。
曰く、アティが最高過ぎるヒロイン。
曰く、4以降の作品はアティのせいで全て劣化しているように感じる。
曰く、4以降の評判の悪さは全てアティのせいだ。

いや、本当凄いですね。
ネット上ではかなりの評判です、アティ先生。

実際、イラストは萌え絵に近くて可愛らしい感じです。
巨乳天然キャラで、ニットセーター(ワンピース?)、ミニスカ、ハイソックス
…といった、いかにも特定の男性層を狙ったキャラではあるのですが。

こういった萌え属性要素が人気に大いに貢献しているのは間違いない。
でも、それだけじゃないと思うんですよね。

私はサモンナイトシリーズは、2・3・6をプレイ済です。(6だけ途中まで)
3の主人公であるアティは、他シリーズよりも性格が特徴的なんですよね。
最も個性付けされていると思います。

一言でいうなら「徹底した平和主義者」といった感じです。
主人公らしく仲間の犠牲を出さないことにこだわるのは普通なんですが
作中、とにかく徹底して戦闘を避けようとします。

本当に徹底しているので、どんな状況でもスタンスは崩れません。
プレイヤーからしても「おいおい。もう戦ってケリつけちまえよ」みたいな展開でも
とにかく戦闘を避けて、和解の道を探します。

これが段々と「甘っちょろい」「青臭すぎる」と辟易してくるくらいです。

でも始まりから終わりまで、徹底してそのスタンスを貫き通す姿は
終盤に至る頃には、とても魅力的と思える程に変わっています。

絶対的な力を持つ魔剣を手にしながら
戦いを嫌うにも関わらず、戦いを回避出来ない状況に徐々に追い詰められながら
それでも傷つけあうことを嫌い、分かりあえることを願って悩み苦しむアティの姿に
プレイが進めば進むほど、引き込まれること間違いありません。

しっかりもののお姉さんキャラの家庭教師と見せかけて
ちょっと天然入っているのも、個人的には高ポイント。

まぁ、アティ先生の魅力についてはネット上でさんざん言われているので
興味がある方は検索してみると、たくさん見られると思います。

「サモンナイト3 アティ 可愛い」
※ちなみによく「先生」付けで呼ばれるのは、設定上家庭教師のため。

あと私から言えることは1つ。
レックス(男主人公)のことも忘れないで上げて下さい…
同じ設定のキャラのはずなのに、「レックス先生」って見たことないなぁ。

続いて特筆すべき点は、絶妙なゲームバランスですね。
評価欄でも記載していますが、質・量ともにやり応え抜群の内容です。

システム上の縛りがいくつかあるのですが
1つ目が「抜剣覚醒」というシステム。

本作のストーリーの根幹でもある「魔剣」を使用すると、主人公が劇的に強くなります。
無双状態…とまではいかないですが、その一歩手前くらいには強くなります。

どうしてもクリア出来ない場合、これを使用すると難易度がグッと下がります。
ただし無闇に使用しすぎると、BAD ENDルートに進むので注意。
逆に言うと、適度な使用についてのデメリットは何もありません。
(そのデメリットも、終盤で魔剣がパワーアップするとなくなります)

いずれにしろ、この「抜剣覚醒」の使用はプレイヤーの判断にゆだねられています。

もう1つの縛りシステムが「ブレイブポイント」。
規定レベル以下、仲間を1人もやられずに、アイテムの使用3回以下といった
決められた条件でマップクリアをした場合に「ブレイブポイント」が手に入るといったシステムです。

これはストーリー上の設定とは無関係なので、進行上のデメリットはありません。
条件クリアをすることでポイントが手に入って
戦闘で色々有利な効果がある特典を付けられるようになるというシステムです。

このゲーム、アイテム使用を全面解禁すると、これも難易度がグッと下がります。
またポイント特典の能力がなくても、ゲームクリアはそんなに難しくないため
そこまでのデメリットではありません。

で、おそらく本作品はこれらの縛りシステムを前提に難易度が組まれています。
つまり「抜剣覚醒はなるべく使わわず」「なるべくブレイブクリア」を目指す。

この難易度設定が、とにかく絶妙。
SRPGとしては「やや難しめ」といった感じです。

「規定レベル以下でのクリア」がブレイブクリアの条件になっているため
育成をしての単純な力押しプレイが封じられています。
そのため各マップ毎に、それなりに対策をしないとクリアが難しいです。
特に終盤のマップは、一度試しプレイをした後に再挑戦という流れが多くなると思います。

但し「絶望的に難しい」ではなく「ちょっと頑張ればなんとかなりそうだけど難しい」といった感じ。
ミスしても再挑戦したくなるような、ちょうどいいバランスになっています。

それでも、「もう無理だ」と感じた時には
「抜剣覚醒」や「ブレイブクリアをあきらめる」ことすれば
いとも簡単にクリアすることが出来るため
シミュレーション初心者にも優しいシステムになっています。

もう1点特筆するべき点は、キャラ育成ですね。

このゲームにはオールマイティなキャラを作るよりは
基本的には、各キャラをそれぞれの方面に特化していくことがポイントとなります。
(少なくとも私はそう思っています)

具体例を出すと

・物理特化
→物理攻撃/防御は壊れているため、物理戦では無双できる。
→魔法に対する装甲は紙。雑魚の魔法攻撃でもすぐ死ぬ。

・魔法特化
→相手が物理系キャラならボスキャラでも一撃で半分くらい減らせる。
→雑魚キャラなら一掃。
→物理に対する装甲は豆腐。すぐ死ぬ。

・回避特化
→攻撃をかわす。とにかくかわしまくるため、ある意味最強。
→敵のZOC無視によるバックアタックが強力。一撃で相手を瀕死状態に出来る。
→装甲は藁半紙程度のため、事故って攻撃が当たるとすぐ死ぬ。
→必中の魔法が天敵。すぐ死ぬ。

といった感じで、ある意味大味というか極端なバランスになっており
少しの読み違えやミスですぐ味方がやられます。
ブレイブクリアを目指す場合はリセットが欠かせませんでした。

主人公は性別の他、物理系/魔法系のどちらにするか、選択ができます。
レックス(男主人公)で物理、アティ(女主人公)で魔法を選択すると
それぞれ火力に関しては、作中でも随一のぶっ壊れ性能を発揮します。
(逆を選択しても、そこそこの性能で、主人公らしい活躍をするには充分ですが)

仲間キャラについては、レベルアップ時のボーナスポイントで
自由なパラメーターを振り分けられるようになっています。

ですので、物理キャラの弱点である魔法防御を補強するか
逆に長所である物理攻撃に振って、尖らせた性能にするかなどの自由度もあります。

更にパラメーターの条件でクラスチェンジするシステムもあるため
パラメーターの振り分けによって、キャラの特性が全く変わります。

例えば、魔術系キャラの物理系パラメーターを上げることで
剣を使えるようになって、前線で戦えるようになったり…ということも可能です。

私は、とにかく1つのパラメーターを尖らせることが好きなので
物理系キャラは物理に、魔法系キャラは魔法に全振りしていましたけどね。

こういった主人公の選択制と自由度のある育成システムにより
プレイ周回毎で違った戦略・戦術を楽しめるのが、面白かったですね。

まだまだたくさん魅力的なところはあるのですが
細かく挙げていくと切りがないため
とにかく強烈に良かった・面白かった点をレビューしました。

もうプレイしたのは10年以上の前なのに
なんとなくの記憶でこれだけ書けるゲームは中々無いと思います。

私のゲームプレイ歴でも、特に印象が強かった作品です。

レビューまとめ

控えめに言って良作。
ゲーム好きを標榜するなら、必ずプレイすべき作品。 

レビューではアティくらいしか取り上げていませんが
どのキャラも面白い設定がされており
シリーズを通した世界観設定もよく練られています。

初心者に易しいシステムになっているとはいえ
シミュレーション部の難易度はそれなりなので
シミュレーションが苦手であまり好きじゃない人だと
合わない可能性もあるかもしれないですね。

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