察知されない最強職<ルールブレイカー>2巻 レビュー【★3】【冒険/バトル】

※同作品1巻のレビューはこちら

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基本情報

作品名 察知されない最強職<ルールブレイカー>(2巻)
ジャンル① ライトノベル
ジャンル② 異世界転生、バトル、ゲーム的設定、ステルス
出版社 ヒーロー文庫
著者/イラストレーター 三上康明/八城惺架
略称

評価

総合評価 ★★★ 同じ3点でも1巻よりは良評価。魔物の群れから村を守ったり洞窟攻略など、ファンタジーらしい冒険譚が描かれている。相変わらず無双色は強いが、バトルの緊張感は出せている
ストーリー/設定 ★★★ 「ソウルボード」や「スキルツリー」などの設定が上手く活かされている。新キャラでも、パラメーターを提示することで読者に分かりやすくインパクトを与えられる。ストーリーも、洞窟攻略とか竜とか高ランク冒険者とか出てきて、1巻よりもファンタジーしていてよい。
キャラ ★★ どうしても主人公の淡白さが好きになれない…これは個人的な趣味・嗜好が大きいと思う。全体的に他の良作と比較すると、キャラの個性が小粒で印象があまり残らない感じ。絵は相変わらず可愛い萌え絵で高ポイントだが、アクションシーンも相変わらず動きを感じれない残念な出来。好みの絵柄なので、本当は3点つけたいのに…こう、なんか色々とあるのが残念。
文章 ★★★ 今回もそんなに印象に残っていなかったが、1巻よりは読みやすかった。自作の小説と比べて設定の説明とかが簡潔に描かれていて理解しやすかった。見習おうと思った。

作品紹介


辺境の小さな村「メンエルカ」。
小さなトマトくらいしか農産物がない、貧しいけれど平和な村は
ある日、付近のダンジョンが暴走し、大量のモンスターがあふれ出したことで
冒険者たちの話題をさらうことになる。

村人たちは一刻も早く村を救ってほしいと訴えるが
兵を動かしたくない国はダンジョンを「放置」すると決定し
全財産であり命よりも大事なトマト畑を捨てて
非難することを強いられてしまう。

メンエルカ出身であるポーラたちは国の対応に憤り
自分たちだけでも村を救おうと、故郷に戻ることにする。

翌日、受付嬢のフレアから、ポーラ達が村へ向かったことを聞いたヒカルとラヴィアは
支援のために同じくメンエルカへ向かうのだがーー

はたしてダンジョン暴走の原因とは?
小さな村を守り切れるのか?
「隠密」で生き抜く異世界ファンタジー、第2弾!

2巻INTORODUCTIONより

寸評

隠密パラメーター極振り冒険ファンタジーラノベ
「察知されない最強職<ルールブレイカー>」2巻のレビューです。

前巻では割と酷評してしまった感がありましたが
今巻は、いかにもなファンタジーをしていて良かったなーというのが感想ですね。

まず今回の良点は、設定が上手に活かされていました!
「ソウルボード」とか「スキルツリー」とか
いかにもRPGっぽい育成システムがあるんですけど
この設定で、キャラクターの個性に強烈なインパクトを持たせています。

具体的には「東方四聖」という高ランク冒険者パーティーが出てくるんですが
彼女らの「何が」「どれくらい」すごいのかが数値化されているので
とても分かりやすくてインパクトがありましたね。

「ソウルボード」っていうのは
「筋力」「魔力」…って感じのステータスに
どのくらいのポイントが振られているかを確認出来るシステム。

「スキルツリー」っていうのが
「筋力」「魔力」といった基礎ステータスから
「剣」「槍」へとツリーのように、各種技能へ派生していくシステムです。

一般人、平均的な冒険者などのパラメーターが
あらかじめ比較対象として提示しているため
ソウルボードの情報が提示されるだけで、対象のキャラがどれだけすごいかが具体的に
しかもシンプルに読者に提示されるのは高評価ポイントでした。

次にストーリーについて。
今巻は冒頭に記したように「典型的なファンタジー冒険もの」といった感じ。

近くのダンジョンで大量発生した魔物達から村を守るのと
そのダンジョンを攻略するお話が主軸。

終盤にはドラゴンや、各国の世界情勢、主人公がいる国の腐敗政治などの描写もあり
いよいよこれから本格的なストーリーが始まることを匂わせて、2巻は終わります。

相変わらず主人公のヒカル君は無双級の活躍を見せますが
「ピンチに現れる格好いいヒーロー」的な演出は〇でした。

無双設定も使い方次第だなと、ちょっと印象が変わった感じです。
どうしてもご都合主義的な感じはぬぐえませんでしたが。

序盤では、救出したヒロイン・ラヴィアと平和に暮らすために
彼女を育成ーーモンスターを倒して経験値を稼いで隠密スキルを強化して目立たなくするなどーーする展開も良かったですね。

世間知らずなお嬢様であるラヴィアが
ヒカルと一緒に冒険しながら色々経験していき成長したり
そのチート級の潜在能力で
窮地に陥っていた村を救うために襲撃してきた魔物を殲滅する展開なども
ファンタジーものとしてはテンプレかもだけど、個人的にはグッドポイント。

今回のメインである、中盤での防衛線やダンジョン探索のシーンのクオリティも良質。
1巻の戦闘シーン同様に、緊迫感があり及第点でした。

最後には新しい仲間も加わり
パーティーは「隠密(暗殺)職」「魔術師」「ヒーラー」という構成に。
しかも主人公のチート能力で、それぞれがそれぞれの能力に特化しており
伝説級の力の持ち主になっています。

これからはファンタジーの王道ものを突っ走っていって欲しいですね。

ただ、パーティーには主人公以外の男も入れてほしい。
「良いやつ」的な親友キャラが、主人公とは別のキャラと恋愛関係になる展開って
個人的に結構好きなんですよね。

レビューまとめ

2巻は寸評通りファンタジーもののテンプレ的な展開でした。
それ故に安定した面白さはあるものの
逆を言えば「それ以上」はないという評価ですね。

ただ1巻のレビューで期待した通り、設定を上手く活かせており
世界観も見えてきたところで、これから盛り上がっていく予感がしますね。
盛り上がり前ということで今回は3点ですが
この調子だと次回は4点つけられるかな?

イラストは1巻と同じ感想なのですが
せっかく可愛い質の高い萌え絵なのに、どうしてもアクションシーンが微妙で…
ここが改善されると、間違いなく4点はつけられそうなんですけどね。

レビューした作品の購入はこちらから!

察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 2
三上 康明/八城 惺架
主婦の友社
ジャンル:ライトノベル
620円 (税別)

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