ノーゲーム・ノーライフ3巻 レビュー【★5】【おすすめ!】【熱い/駆け引き/兄妹愛】

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基本情報

作品名 ノーゲーム・ノーライフ(3巻)
ジャンル① ライトノベル
ジャンル② 異世界転生、コメディ、ゲームバトル、ファンタジー
出版社 MFJ文庫
著者/イラストレーター 榎宮祐/(同)
略称 ノゲノラ

評価

総合評価 ★★★★★ 話のスケールは更に大きく、バトルも激しく! 今までよりも更に危機的な状況を跳ね返すために、何重にも張り巡らされた駆け引きの数々が熱すぎる。序盤には兄妹の絆の強さも描かれている。文句なしの良作。
ストーリー・設定 ★★★★ 今回の相手は世界第三位の東部連合。完全に相手のフィールドで戦うことになるが、どのように攻略していくのか…? メインボスだと思われていた初瀬いづなすら通過点に過ぎなかったこと、またエンディング間近で明かされる「神への挑戦に必要な条件」が熱かった。
キャラ ★★★★ 今回は白回。白がとにかくチート過ぎる。上位種である獣人種のエリートすらも圧倒。だからこそ序盤で壊れかける脆さや、バトル中に敵側に回る展開が盛り上がった。個人的にステフの活躍どころがあったのがGood。
文章 ★★★ ゲームのFPSの知識とか専門的な分野は、全く触れたことがない自分にはわかりにくかった。その他の点については読みやすく、及第点。

作品紹介


『ノーゲーム・ノーライフ 3』
ーゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが…?ー

ゲームで全てが決まる世界『ディスボード』--
人類種の王となった異世界出身の天才ゲーマー兄妹・空と白は
世界第三位の大国『東部連合』に
その大陸全土と”人類種の全権利”を賭けて行う
起死回生のゲームを仕掛けたが、直後。
謎の言葉を残して空は消えてしまったーー

引き離された二人で一人のゲーマー『  』(くうはく)

消えた空の意図、残された白、人類種の運命は!
そして獣耳王国(パラダイス)の行方はーー!?

「言ったろ”チェックメイト”って。あんたらは……とっくに詰んでたのさ」

対獣人種戦決着へーー薄氷を踏む謀略が収束する、大人気異世界ファンタジー第3弾!

3巻裏表紙より引用

寸評

異世界バトルファンタジー第3弾。
『ノーゲーム・ノーライフ』3巻の作品レビューです。

将棋の『王手』とチェスの『チェックメイト』の違い。
ほえ~、なるほどなぁと思った3巻です。

さて、今回の敵は獣人種の国『東部連合』。
種族の位階序列は14位ながらも、その領土は世界第3位。
現代日本に引けを取らない技術力を持っています。
そんな彼らが提示するゲームは
まさかのファンタジー異世界にも関わらず
その卓越した技術力で作り上げた『VRゲーム』。

獣人種が作ったこのゲーム空間では
イカサマ・チートし放題で、圧倒的に獣人種有利。

勝負を挑んできた相手をこのゲームに乗せることで
位階14位の種族ながら、上位種を下していき、領土を広げたのです。

と、ここまでが前巻で空が暴いた
獣人種の手練手管です。

そこからいよいよ獣人種との全てを賭けたバトルを目前に控えたところで
突然空が姿を消して2巻は終了。

その続きからの3巻。
空の存在は、身近なステフやジブリールからも消えており
空のことを覚えているのは、妹の白のみ。

自分しか空の存在を覚えていない状況から
逆に、白の記憶にある『空という存在』が何者かに捏造されたものではないか…

2人で1人のゲームプレイヤー『  』として生きてきた白は
精神的に破綻を来しそうになりますが
この不自然な状況を作り出す可能性ーー
『十の盟約』の力の可能性に気づき、状況を打開していきます。

まず、これが前半戦。
始まる前から既に壮絶な展開が繰り広げられており
ここではまず、兄妹の絆が。
お互いをどれだけ信頼し合っているのか
『  』が「2人で1人」だという由来がよくわかります。

ここら辺から白のチートっぷりが加速されていきます。

続く中盤~後半にかけては、獣人種ーー在エルキア大使初瀬いづなとの
人類種のコマと獣人種の全領土をかけたバトル。
テーマは先に書いた通り「電脳空間によるFPSバトル」です。

人類種側には魔法が扱える有翼種のジブリールがいますが
電脳空間内では魔法を封じられ、純粋な身体能力のみの勝負。

そうなると獣人種が圧倒的有利な条件となる上に
ボス敵のいづなは「血壊」という、能力のリミットを外す力を持っています。

これはさすがに大苦戦ーーすることもなく
ここで白のチートっぷりが如何なく発揮されます。

跳弾角度やらなんやらを数学的に計算し尽くして
ほとんど未来予知に近い動きでいづなを追い詰めていくのですが
「血壊」を使用されると、それすらも通用せず、有利な状況を跳ね返されます。

そこで、ようやく『  』の本領発揮。
白の、兄を信頼しきった計算と、その白の思いに応えた空の読み。
難敵いづなを撃破します。

……いやー、ステフたんが神活躍でした。

ちなみにこのいづなとのバトルも前哨戦に過ぎず。
最後には獣人種の全権代理者との
お互いの種族の全てを賭けたゲームが待っています。

そしてこのゲームの結果の果てに
『十の盟約』の中でも、ひと際浮いていた
『10:みんな仲良くプレイをしましょう』の真の意図が明確になります。

ということで、今巻はバトルに次ぐバトルが展開されますが

獣人種に勝負を受けさせるための駆け引き
全領土を掛け高に持たせる計略
他種族まで巻き込んだチート・イカサマ封じ

といった、ゲーム以外の数々の面で空の計略が光ります。
前巻のレビュー記事にも書きましたが
「ゲームは始まっている前に、勝敗はついている」を地で展開する空。
天才という設定は伊達じゃないですね。

他種族の情報や各種設定など、どんどん複雑な絡み合いが出てきて
空の本領は、ゲームよりも、むしろそういった外交的な所で発揮されていますね。
どのようになっていくのか、今後の展開が楽しみです。

国盗りゲームの様相を呈してきた3巻。
最終目標は、唯一神テトに挑戦して、神の座につくこと。

今回は他種族も巻き込みながら
獣人種とのバトルの中でも、先を見据えた布石を打っていたりしています。
雰囲気は主人公のキャラもあって割と緩い方だけど
設定や伏線などは、非常に複雑に緻密に練られている感じがしますねー。

アニメからではなく、原作から入ったのは正解でした。
おそらく映像作品ではここら辺の複雑な情報などは描写できないでしょうから
小説だとやはり詳細設定が分かりやすく、世界観がよく知れて楽しめますね。

あと、やっぱり今回は白が凄すぎた。
この妹、こんなチートキャラだったのか。
そして、初めてステフが大活躍したのがよかった。
本当に良かった(切実)

レビューまとめ

局地的なゲームバトルから
勝負の場につかせるための外交戦略や色々な謀略など
巻を追うごとに、どんどんスケールが広がっていきます。
バトルものというよりは、戦記物に近いような感じ。

もはや、これ以上つらつらと書く必要はないでしょう。
シリーズを追っているならば、読み続けていくことは必定です。

レビューした作品の購入はこちらから!

ノーゲーム・ノーライフ 3
著者:榎宮祐 イラスト:榎宮祐
KADOKAWA
メディアファクトリー
ジャンル:ライトノベル
580円 (税別)

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