モッピー!お金がたまるポイントサイト

ノーゲーム・ノーライフ7巻 レビュー【★3】【双六/白熱/駆け引き】

基本情報

作品名 ノーゲーム・ノーライフ(7巻)
ジャンル① ライトノベル
ジャンル② ファンタジー、異世界、ゲーム、駆け引き
出版社 MFJ文庫
著者/イラストレーター 榎宮祐/(同)

評価

総合評価 ★★★ 最強種との闘いだけあり、とにかくルールや駆け引きが複雑。同じ陣営内でも、それぞれの立場から複雑な思惑が絡み合い、正直後半はもう訳が分からなくなってきた。登場人物達の頭の良さについていけませんでした。
ストーリー・設定 ★★★ 大戦時代の話だった前回から、いつもの緩い雰囲気が戻ってきた……のは、主人公の『  』だけで、最強種との闘いに基本的にはシリアス展開。犠牲が無い世界を、遥か昔にそれを実現出来なかったとある人類の意志を継いでそれを成すことが出来るのか。神霊種戦の前半パートです。
キャラ ★★★ 基本的にキャラの顔ぶれは変わらず。プラムさん、強すぎじゃないですかね? それとステフ成分が足らない。そして、大戦時代と今のジブリールのギャップが……
文章 ★★★ 神霊種戦に入る前、今回のゲームのお題である『双六』のルール説明で、いきなりページが真っ黒の白字になったのは、ゾッとしましたね。これから始まる、ドロドロの激戦を予感させる良い演出でした。ゲームのルールや設定が複雑になっているため、どうしても分かりにくい部分がある。でもアツいシーンは、相変わらずアツい。

作品紹介


『ノーゲーム・ノーライフ 7』
ーゲーマー兄妹たちは定石を覆すそうですー

悠久の大戦の果て、ゲームで全てが決まる世界へと変わった“ディスボード”―
けれど、手段が暴力からゲームに変わろうとも、勝者が敗者を蹂躙し、犠牲を重ねる『定石』。

幼き日の巫女は嗤った…「なにも、変わってなどいない」と。
―だが、裏切り、騙し、欺き合う者達が、それでも互いを信じられるというならば。
命を賭けた賽子で、位階序列一位・神霊種の双六すら食い破れるならば。

「そん時こそ認めたる。変われる―変えられる世界に、確かに変わっていたとッ!!」

“旧き神話”を継ぐ“最も新しき神話”―大人気異世界ファンタジー、第7弾!!

7巻裏表紙より引用

寸評

というわけで、やってきました。
ノゲノラ7巻にして、遂に位階序列第一位 神霊種との対決です。

とはいっても
神霊種は人類種とか森霊種みたいに
種族が国としてまとまっているのではなく
それぞれが1つの「神」として存在しているという。

しかもそれは生命体ではなく「概念」。
例えば6巻で猛威を振るった戦神アルトシュは
「最強」という概念が実体化(?)したものという
トンデモな存在。

『  』をディスボードに召喚した張本人である
テトは「遊戯」という概念が実体化した神。

今回空達が相手取る神霊種は「疑い」とか「疑念」とか
多分そういった感じの概念が実体化した神霊種。

ーーごめんなさい、私の理解力ではこんなレベルです。

そんな神霊種との戦いのテーマは『双六』。
これに色々と不可解で違和感満載のルールが仕組まれているのですが。

そのルールは、参加者全員と神霊種が同意した上で作られたもの。
ですが、空達はそのルールが決められた経緯の記憶を失った状態から
ゲームが始まります。

エルキア連邦VS神霊種のはずだったのに
そのルールは、あからさまに仲間内での裏切りを前提に仕組まれていてーー

そもそも、犠牲を認めないという空達のスタンスをあざ笑うかのように
ゲームの開始時点で、既に獣人種の”巫女が死んだ状態”でゲームが始まるという。

今回のテーマは双六というシンプルなゲームでいながら
ルールは全て「両者合意の上で」決められるということで
複雑というだけではなく、不可解極まりない。

東部連合を攻略した際に発覚したテトへの挑戦条件は
盟約その十「みんな仲良くプレイしましょう」が示す
つまり、種の駒を奪い合うことなく、信じあって手を取り合うこと。

そんな条件をあざ笑うかのように
誰かの犠牲無くしては、裏切り無くしては、決してクリア出来ないルール。

しかもそれは両者合意の上で決められており
その時の記憶は、誰一人として持っていない。

何故空達はそんなルールに合意したのか?

そして、ただでさえややこしいこの状況に加えて
空達の内(空自身も含めた)誰か一人
記憶を失うことなく紛れ込んだ偽物ーー「裏切者」がいるという。

ここら辺でキャパオーバー気味になりました。
レビューであまり細かい説明は出来ないので
なんだかんだで本編を読むのが一番分かりやすいはず。

ただ、そこまで理解は出来なくとも
この不可解な状況を作り出した空の思惑ーー

「仲間の裏切りが前提のルール」
「信じあわないとクリア出来ない」
「誰一人として犠牲を出さない」

これらが、全て両立されていると分かった時は
「おお」とうなりましたね。

相変わらず張り巡らされた伏線は素晴らしいです。
先の先を読む空の設定がチート過ぎる。
完全に白を喰ってますね。
というか、白は今回何もしていないんじゃ……

今回は神霊種戦の前半戦。

結末は次巻に続く形で終わりますが
終盤はなんとジブリールとの再戦。

しかもガチ。
前回のしりとり戦よりも、お互いガチです。
確実に空達の命を狩りにくるジブリール。

そこには、誰も知る由もない
彼女の存在根幹に関わる理由があって……

寿命はほぼ無限、感情も人間などの種族を超越している
完全無敵生命体のジブリールにも
空と白という主人を得たことで
予想外の弱点があり……

実はこのレビューを書いている時点で
既に8巻を読了しています。

そんなこんなで
熾烈な神霊種との対決が
繰り広げられる7巻ですが
次巻前半はジブリール回といっても
過言ではない展開となります。

次回へ続く。

レビューまとめ

とにかく設定が複雑。
おそらく1回読んだだけでは
全容を正しく理解出来ないと思います。
そういう意味では、気楽には読める感じじゃない。

コメディ色が強かったこれまでと比べると
先の読み合いや駆け引きの部分が
随分とクローズアップされいる感じ。

あえて言うならば、カイジとかライアーゲームとかに雰囲気が近くなりました。

決してつまらないというわけではないのですが
難解で理解しづらいため
従来のシリーズに比べると★3と、やや低めの評価です。

レビューした作品の購入はこちらから!

ノーゲーム・ノーライフ 7
ゲーマー兄妹たちは定石を覆すそうです