Re:ゼロから始める異世界生活17巻 レビュー【★4】

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基本情報

作品名 Re:ゼロから始める異世界生活(17巻)
ジャンル① ライトノベル
ジャンル② ファンタジー、異世界転生、ループ
出版社 MF文庫J
著者/イラストレーター 長月達平/大塚真一郎

評価

総合評価 ★★★★ 第5章の2巻目。水門都市プリステラを舞台に、いよいよ魔女教大罪司教との対決が繰り広げられます。いつも通り圧倒的劣勢、絶望的な状況から始まります。ここからどう逆転していくのか……今後の展開を期待させる良い入りです。
ストーリー・設定 ★★★★ 第5章の舞台設定や役者は整った…という感じです。多くの謎や伏線を含みつつ、魔女教との熾烈な戦いが展開されます。今まではエミリア陣営の面々が主だったけれども、今まで最強と言われながら戦う場面が無かったラインハルトの活躍などもあります。
キャラ ★★★★ 大罪司教のキャラは相変わらず濃ゆいですね。前巻ラストに出てきたシリウス然り、今回は新たな大罪司教「色欲」が登場したり、「強欲」「暴食」の再登場だったり、盛沢山。色欲はR18指定でも違和感ない。地味にスバルが身に着けた特技が良い感じでした。あまり役に立ってなかったけど。
文章 ★★★ 特筆するべき点は無し。読み易かったです。

作品紹介


『Re:ゼロから始める異世界生活 17巻』

水門都市プリステラを舞台に、『憤怒』の大罪司教シリウスの悪夢の幕が上がる。
驚愕の事態に相対したスバルは、かつてなく短い『死に戻り』の猶予を駆使し、都市の混乱を払うために奔走する。

だが、その努力を嘲笑うように厄災は次々と未曽有の事態を呼び起こす。

占拠される水門の制御塔、散り散りになる仲間たち、そして都市に響き渡る悪意の声―。
暗雲立ち込める都市の中、果てなき悪意を肯定するように、少女の流す血は赤く赤く―。

「すまねェ…すまねェ、大将ッ!俺様ァ、俺は!役立たずの!能無しだ…ッ!」

大人気Web小説、大罪と混沌の第十七幕。
―嘆き喚け、只人。大罪を仰ぎ、慟哭せよ。

17巻裏表紙より引用

寸評

王選候補の一角アナスタシア陣営の呼びかけで
水門都市プリステラに集まった、王選候補者達一行。 

そしてそのタイミングを図ったかのように
プリステラに襲来する大罪司教「嫉妬」担当シリウス・ロマネコンティ。

その謎の能力で、お約束度通り呆気なく死んでしまうスバル。
しかし今回死に戻ったのは、死より僅か数分前で--

といった感じで始まります17巻です。

今までもなかなか絶望的な状態から始まっていましたが
今回もなかなかですね。

今までは条件が極悪でも、いくらか対策を練る時間的猶予がありましたが
今回は死に戻ったら、即動かないと間に合わないという状況。

一応スバルが切れる切り札には
作品内公式チートキャラであるラインハルトがいるのですが
残念ながら、シリウスの能力と相性が最悪。
ラインハルトでは、スバルが望む条件でシリウスを撃破できません。

そこで、ラインハルトに代わる頼りになる意外な戦力として
なんとエミリアが参戦します。

第4章を読了したのが随分と前なので記憶がおぼろげなんですが
試練を突破したエミリアは、覚醒して魔力が上がったんでしたっけ?

強力な氷の魔法で、炎を操るシリウスと互角の戦いを展開。
これいけるんじゃね?と思うくらいですが
ここで更に別の大罪司教「強欲」担当レグルス・コルニアスの登場ーー

結論から言うと、エミリアの参戦によって
スバルはこのポイントの死を回避できますが
代わりにエミリアが敵の手に堕ちてしまいます。

更にプリステラの中枢が、また別の大罪司教
「色欲」担当のカペラに占拠されてしまい、都市全域が大混乱に。

スバルや住民たちは地下の避難場所に潜り
占拠された都市を奪還するべく動き始める。

一方、カペラ達魔女教の目的は、「魔女の遺骨」たるもの。
それを渡さなければ、水門を解放して都市を水の底に沈めるという
お手本のような脅迫をしてきます。

17巻の導入としてはこんな感じ。
プリステラを舞台に、大罪司教との本格的他戦いが始まる感じですね。

今回、そしてこれからの展開にワクワクするのは
今までスポットが当たることが少なかった
エミリア陣営以外の参戦ではないでしょうか!

ペテルギウスを撃破した第3章や、聖域が舞台の第4章では
ユリウス、リカード、ガーフィールあたりは
別格の強キャラとして扱われていましたが
今回の相手には、かなりの苦戦を呈します。

よくよく考えたら
ペテルギウスの時はスバルの事前対策があったから
割と楽勝ムードで事が進みましたが
対等条件だと、どの大罪司教も驚異的な強さを持っていますね。

しかも、単純に戦闘能力が強いというわけではなく
その能力が、とにかくいやらしい。

単純に相手を倒す、という1点のみならば
ラインハルトで無双すれば、大罪司教なぞ事足ります。

ちなみに、ラインハルトさんのチートぶりはここを読めばわかります
※ネタバレ注意

しかし、そんなラインハルトすら手詰まりにさせる
シリウスの特異な能力。

そして都市中枢を占拠した「色欲」担当のカペラの
最低最悪の能力ーーいや、めっちゃ悪辣で気持ち悪かったです。 

「嫉妬」担当シリウスの能力と劇中での使われ方
自身の感情・感覚を他者に共有する。
いわゆる大規模な洗脳が可能。どんな異常な状態でも正常だと思わせることが出来る。
痛覚などの感覚も共有させることが出来る。自分が死んだ時、共有させた対象も死ぬ。(強い)

「色欲」担当カペラの能力と劇中での使われ方
姿形を変異させることが出来る。
人質に取った都市庁舎の人間を巨大な蠅の姿に変えていた。(最悪)

※ネタバレ防止のため、文字反転にてご確認ください。

ちなみに登場する大罪司教達は
思想も性格も極めてクズです。クズオブクズ。
そういう意味では「異常者の集団」という演出が
とてもよくできているキャラ達ですね。

しかも、それぞれがそれぞれの方向に尖ったクズっぷりを発揮しており
やたらめったら個性が立っています。

こういったストーリー物の作品では
登場キャラの個性ってすごく重要ですから
こういった尖ったキャラ達もリゼロの大きな魅力の一つですよね。

今回は、いわば大罪司教の紹介的な巻ですかね。

今回は精神的な未熟さを露呈してしまったガーフィールの成長。
まだ活躍を見せていないヴィルヘルムやアル、プリシラやオットーといった
面々も、今後どのように絡んでくるかが楽しみですね。

個人的には「主人公ではない強キャラが無双」する展開が好きなので
イマイチ実力を発揮しきれていないラインハルトの活躍も
今後楽しみにしています。

レビューまとめ

まだまだ本格的な展開の前座の段階ですが
キャラや舞台設定など、文句なしに盛り上がりを見せます。
文句なしに、★4点。
満点じゃないのは、今後更に盛り上がるであろう
伸びしろを見込んでいるから。 

今巻で最も印象的だったのは大罪司教の気持ち悪さ。
作者さんの言葉をそのままお借りして
今回のレビューのまとめとしたいと思います。

「レグルスさんの気持ち悪さ、みんなに届け」

「強欲」担当のレグルスの能力
(ほぼ)初対面の女の子に、処女かどうか聞くことが出来る。
強すぎる。これは勝てない。
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Re:ゼロから始める異世界生活 17
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