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ファイナルファンタジータクティクス ー獅子戦争ー レビュー【★3】

基本情報

作品名 ファイナルファンタジータクティクス-獅子戦争-
ジャンル① 家庭用ゲーム機/PSP
ジャンル② シミュレーションRPG
制作 スクウェア・エニックス
発売日 2007年5月10日
管理人プレイ状況 1週目クリア
公式サイト ファイナルファンタジータクティクス公式サイト

評価

総合評価 ★★★ なんか今更レビューする必要があるのかと思うくらいの有名大作シミュレーションRPG。FFシリーズのシステムを上手にシミュレーションRPGに落とし込めており、キャラ育成などのゲーム性は抜群に面白い。が、作品全体としてみると大味感が強い。
ストーリー ★★ ネットの評判を見ると、絶賛しているものが多い。個人的には正直「え~」という感じ。上に書いた大味感は8割がストーリー内容。国の覇権や権力争いなどをテーマにしたスケールが大きい内容で、個人的に大好きなジャンルだけど、魅力が描き切れていない。話の進行が大雑把で唐突過ぎる感じがした。
キャラ ★★★ 内容・ジャンルに即したキャラが描かれている。微妙に可愛いキャライラストと、謀略や裏切りといった重いストーリーにはややギャップがあるがそこまで気にならない。前半部分に、甘ちゃんな主人公に現実の厳しさを思い知らせる歴戦の傭兵おっさんキャラがいるけど、何故か「〇〇なンだよ」と「ン」がカタカナ表記になっているので、可愛く思えてくる。
ゲームシステム ★★★★★ FFのジョブシステムを見事にシミュレーションRPGに落とし込めており、キャラ育成はとても楽しめる。アビリティの組み合わせで千差万別な戦力を作ることが出来るのでやり込み要素が◎。まあ最強を求めるなら、格闘忍者とシドに尽きるけど。個人的にはアグリアスもかなりの強キャラ
音楽 ★★★ 可も無く不可もなく。強いて言うなら、全体的に盛り上がりに欠けるかなと感じた。

作品紹介

悠久より綿々と続く時の流れ
その中で幾多の歴史が作られてきた
しかし「史実」と呼ばれるものの中には、一体いくつの「真実」があるのだろうか…
はるか昔、大国イヴァリースを2分した「獅子戦争」。
そこに2人の若者の姿があった。
1人は後に獅子戦争を終結に導いたとされる英雄王ディリータ。
そしてもう1人、歴史上決して名が語られることのなかった若者ラムザ。

この物語は、彼ら2人の生き様を通して
歴史の陰に葬られていった「真実」を解き明かしていく–

寸評

随分久々となりましたが、今回はゲームのレビュー。
大作FFシリーズのタクティカルシミュレーションゲーム
ファイナルファンタジータクティクスのリメイク版のれびゅ0です。  

ネットでも総じて評価が高く
キャラ育成やストーリーに関する考察も豊富にあります。

これが発売された当初は
「タクティクスオウガのパクリやん」と疎遠しておりましたが
どうやらタクティクスオウガの制作チームが
揃ってスクエニに移籍して制作されたゲームのようなので
パクリとは少し違うんですね。

当時のFFのナンバリングはいくつまで出ていたかは覚えていませんでしたが
ゲームと言えばFFかドラクエといった、ゲーム全盛期時代。

加えて、時期はこれよりも少し前ですが
タクティクスオウガという当時としては斬新なシミュレーションも出ており
まさに話題に乗ったいいどこ取り!みたいな作品でしたね。

何か久しぶりにタクティクスオウガをやりたくなったんですけど
「クリアしたゲームよりは未プレイの方がいいかな~」と
PSVitaからDLして入手しました!

さて、感想と一言で言うと良くも悪くも「大味」。

まずは良いところから書いていくと
FFシリーズおなじみの「ジョブシステム」が
上手にシミュレーションゲームに生かされているなと思いました。

知らない人は少ないと思いますが
ジョブシステムとは、キャラを色々な職業に就かせることが出来るシステムで
覚えた能力は「アビリティ―」として、他の職業に転職しても使うことが出来ます。

例えば、回復魔法を使えるナイト、ワープしながら弓で射抜く弓使い、とか
キャラ育成に多数のバリエーションを持たせており、やり込める仕様になっています。

ここら辺のバランスが結構秀逸に作られていて
上級職の方が強いのは間違いないのですが
初級職のアビリティーにも重用出来る物が多いです。

例えば、このゲームはアイテムまでもがアビリティーの1つなので
初級職のアイテム士となって「ポーション」や「フェニックスの尾」というアビリティーを覚えないと、使用することが出来ません。

更に、回復魔法も必中ではなく、キャラ同士の相性によっては結構外します。
戦闘不能を復活させる「レイズ」も同様で
戦況がひっ迫している場合、必中である「フェニックスの尾」が超重要になったりします。

強敵相手にもステータス異常を上手く使うことで有利に運べたり
あまつさえ武器を盗めたりすることもあるので
初級職のアビリティーまで踏まえて、頭を使って戦略を組み立てていく必要があります。

こういった仕様のため、特に高難易度ステージにおいては
1度戦闘をして、敵戦力の分析を行ってから本戦を行う流れが常套です。
トップクラスの難易度ステージは、初見での攻略はほぼ無理です。

そう。
何といってもこのゲーム、難易度が「大味」です。

キャラ育成ゲーでもあるので
極論をいうと、育成を極めればゴリ押し出来なくもないですが
普通に進めている場合、少なくない可能性で詰みます。

詰むというのが例えではなく
セーブするタイミングを違えると、最初からやり直しを強いられます。

高難易度ステージの中でも有名なのがガフガリオン戦とウィーグラフ戦。

特にウィーグラフ戦はヤバい。
マジでヤバかった。

私は、ネットの攻略を見つつ、運で勝利しました。

この2戦は、普通に育てて普通に戦う戦法では絶対に勝利出来ません。
レベルがどんなに高くても、職業・アビリティー・装備などの対策が必須。

……とは言いつつも、既に書いた通り育成を極めればゴリ押しも可能という。
このゲーム、戦争を描いているだけあって、最後には腕力がものを言う世界です。

ブレイブという数値をカンストまで高めて、素手で殴ると超ダメージを与えられます。
忍者になるか2刀流アビリティをつけて2回殴れば、大体死ぬ。

まさにレベルを上げて物理で殴ればいい状態。

その他でも
このゲームにもFFシリーズおなじみの「シド」が登場するのですが
本作品のシドは、超無双キャラとして仲間になります。

「全剣技」という反則アビリティーを持っており
敵の装備を必中でぶっ壊しながら、HPが減れば吸収しながら敵陣を突き進むという
無茶苦茶なごり押しが実現出来るキャラです。

あまりに強すぎるため、封印するプレイヤーも少なくないとか。

まあ、シドの存在は初級者救済だと思いますが…

とはいえ、ぶっこわれた感じに難しいステージがあるかと思えば
シドのようなぶっこわれキャラが味方になったりと
難易度設定はかなり大味。

良い風にとれば、プレイヤーが自分で難易度をある程度操作出来る
悪い風にとれば、無茶苦茶でバランスが悪く感じてしまう感じです。

ただ難易度は?と聞かれれば、間違いなく「難しい」と思います。
タクティクスオウガよりも難しいんじゃないかな。

続いて、私が個人的に最も大きな問題点と感じたのがストーリー。

あらすじとか導入部とか
私の好物である、いかにもな戦記物な感じがしてワクワクしたのですが
ちょっとストーリー展開が雑ではないかい、と感じました。

内容としては、貴族と平民の身分格差だったり
貴族という特権階級に問題を感じた主人公がその地位を捨てて
自分の正義に従って行動したり
……という、ありがちといえばありがちな感じ。

ありがちなのは良いと思うんです。
ここをどう描くのかがゲームとしての面白さ、戦記物の魅力ですから。

ただ容量の問題でしょうか……ちょっと展開が大雑把で唐突な感じが拭いませんでした。

特に、親友であり袂を分かったディリータが
主人公とは離れたところで、どんどん出世していって権力を手にするのですが
なんだかプレイヤーからすると、「いつの間にそんな立派になっちゃって…」って感じなんですよね。

本当に知らない間に偉くなっていくんですよね。
最後には、黄金の鎧を身に着けつつ王様みたいなマントまで羽織っちゃって……

権力を手にするディリータの描写はところどころあるものの
不十分過ぎて、何かよくわからない…というのが正直な感想でした。

王位継承候補の王女様を利用するために身柄を確保しつつ
その王女様もディリータに不信感を抱いたり、心を開いたり、エンディングでは……

材料としてはとても良いのに、ちょっと残念だなぁというのが総評。

ただネットでの評判を見るに、予想外の高評価が多いです。
それはゲームシステム部分だけではなく、ストーリーも含めて。
いろんな方が考察や解説をされております。

タクティクスオウガでいう「ウォーレンレポート」のような
物語の細かい設定補足が見られる「ブレイブストーリー」というメニューがあるので
そこをしっかり読み込むことで、理解が増して面白くなるのかもしれません。

ただね、そのブレイブストーリーもボリューム満点なもので、読みだすと切りがない。
社会人で仕事を持っている生活の中でゲームを楽しんでいるので
よほど好きでないと、自分からそういったおまけ要素に時間をかけられないんですよねー。

本編だけでは描ききれていない、様々な設定が練られているので
本当の本当にやり込むと、ストーリーもとても面白いのかもしれません。

ただ、気軽にゲームを楽しみたいというライトユーザーには向かないなと思いました。

レビューまとめ

ゲームとしてはやり込み要素が作り込まれていて楽しめる。
キャラ育成がとにかく楽しかったです。  

ただ戦記物としてストーリーが大味なのが残念部分。
時間をかけてストーリまでしゃぶり尽くしたい…という人なら楽しめると思います。

レビューした作品はこちらからDL購入できます

ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争
(PlayStation Store)